TT Malware Log

マルウェア / サイバー攻撃 / 解析技術 に関する「個人」の調査・研究・参照ログ

An Analysis of Simile

【要約】

Simileウイルスは、WindowsとLinuxの両方で動作し、直接作用型のインフェクターであり、感染対象はPE実行可能ファイルおよびELF実行可能ファイルです。ウイルスのサイズは可変で、通常は110Kb前後です。Simileはメタモーフィックエンジンを使用しており、複雑な機能により検出が難しく、コンピュータのリソースを多く使用します。ただし、有害なペイロードを持たず、Windows上では数日/数ヶ月間メッセージボックスを表示し、Linux上ではメッセージを表示するだけです。検出と除去には困難さがあり、ウイルス対策研究者は新たなアプローチを模索しています。


【公開情報】

◆An Analysis of Simile (Adrian Marinescu, 2003/03/04)
[Simile の分析]
http://www.securityfocus.com/infocus/1671
https://web.archive.org/web/20030411205135/http://www.securityfocus.com/infocus/1671


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