【訳】
スパイ攻撃に使われるLinuxマルウェア「SprySOCKS」が登場
【図表】
Earth Luscaが初期アクセスに悪用した脆弱性(トレンドマイクロ)
偽装されたkworkerプロセス(トレンドマイクロ)
出典: https://www.bleepingcomputer.com/news/security/new-sprysocks-linux-malware-used-in-cyber-espionage-attacks/
【要約】
中国のハッカー集団「Earth Lusca」が、新しいLinuxバックドア「SprySOCKS」を使用して、複数の国の政府機関を標的にしています。SprySOCKSは、Windowsマルウェア「Trochilus」を元にしており、RedLeavesやDerusbiなどの要素も取り入れた複合型のマルウェアです。このバックドアは、システム情報の収集、対話型シェルの起動、ネットワーク接続の管理などの機能を持ち、暗号化された通信を行います。攻撃は、脆弱性を悪用してCobalt Strikeをドロップし、さらにSprySOCKSを展開する形で進行します。
【ニュース】
◆New SprySOCKS Linux malware used in cyber espionage attacks (BleepingComputer, 2023/09/18 10:05)
[スパイ攻撃に使われるLinuxマルウェア「SprySOCKS」が登場]
https://www.bleepingcomputer.com/news/security/new-sprysocks-linux-malware-used-in-cyber-espionage-attacks/
【関連まとめ記事】
◆盗聴 / スパイ / 情報戦 (まとめ)
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